ぼくのサマーガール

毎日毎晩おなかがペコペコ!

日常のこと


cero / Summer Soul【OFFICIAL MUSIC VIDEO】



子どものころのような春もとうに終わり、いよいよ1年ぶり4回目の「summer soul」の季節になってきましたね。大学通りは木漏れ日が道一面にぶちまけられていて、凄く綺麗。毎日ギリギリに家を飛び出しているので写真を撮る暇もなく自転車で駆け抜けていっています。梅雨なのに晴れが多いから少しうれしいです。

右手にスーパーの袋、左手に部屋の鍵、背中にリュックを背負ってアパートの階段を上がっていく時間がすごく好きです。
袋の持ち手は手にくい込むし、手の中の鍵は汗で湿っているけれど、ふと見上げた空が夕暮れと夜の境目くらいの薄明かりだったりするとなんかいいなあって思います。なんとなく、なんとなくだけど、こうやってずっと生活できればいいな、なんて考えながらフラフラと一段ずつ上っていきます。このまま自分のお金を自分で稼いで、部屋に帰って、料理を作って、食べて、お風呂に入って、寝る。そうやって生きていきたい。大それたものはなにもいらないから普通に生活をしたい、なんて。大学生が持つ夢にしてはささやかすぎ?いやいや、結構みんなそう思ってるでしょ。金も留学も自分の市場価値もTwitterのファボ数もどうでもいいよ。綺麗なものだけ見させてくれよ、なんて言わないから、音楽とか犬とか食べること、文化や歴史やその他お金にも市場価値にもならないもの全て、お願いだから否定するなよ、なんて。今、結構キてるかもな。まあそういうほうがメジャーなのだから、なんとか折り合いをつけながら生きていかなきゃなんでしょうね。大学、楽しいけどたまに苦しいです。

 隣の部屋の換気扇から湿った風が吹き出ていて、思わず「温っ!」と声に出してしまう今日この頃。少しだけしょう油のにおいが混じっていると、なぜか無性に肉じゃがが食べたくなります。っていうか誰かが作った料理が食べたい。あーあ、今日何作ろうかな。